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トップページ>活動報告一覧>日本電鍍工業の伊藤麻美社長が会社再建を語る(女性部会6月例会)
平成21年6月3日
東京産業人クラブ女性部会(佐川八重子会長=桜ゴルフ社長)は3日、6月例会(写真)を東京都千代田区の日比谷松本楼で開いた。日本電鍍工業(さいたま市北区)の伊藤麻美社長が講演し、社長就任から会社再建までの道のりを自らの半生を振り返りながら語った。
日本電鍍工業は電気メッキなどの表面処理を得意としている。創業者の父親の死後、会社が倒産の危機を迎えていることを知った伊藤社長は「何とかして社員を守りたい。会社をつぶす訳にはいかない」と一大決心。留学先の米国から緊急帰国後、社長に就任した。経営ノウハウを持たない伊藤社長に数々の困難が降りかかってきたが「後悔だけはしたくない」と奮闘。社長就任後3年で黒字転換に成功した。
「“怖いもの知らず”な性格も手伝って、楽しんで困難を乗りこえた。すべての試練に意味がある」。伊藤社長のひたむきな姿に、参加者からは「目頭を押さえずにはいられなかった」「思わず自分の経験と重ね合わせた。応援したい」など感動の声が数多くあがった。最後に参加者全員が伊藤社長を囲んで記念撮影するなど、会場は終始温かな雰囲気に包まれていた。