全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ「第21回埼玉ちゃれんじ企業経営者表彰」受賞者を決定

 埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック会長)は、埼玉県内の中小・ベンチャー企業の経営者を表彰する「第21回埼玉ちゃれんじ企業経営者表彰」(埼玉県、埼玉りそな銀行、日刊工業新聞社後援)の受賞者を決めた。県内金融機関や産業団体から推薦のあった経営者16人のうち、事業・財務内容に優れ、チャレンジ度が高い5人を選んだ。

日本シーム木口氏①.jpg
日本シーム 木口達也氏

 埼玉県知事賞は日本シーム(埼玉県川口市)の木口達也最高経営責任者(CEO)が受賞。同社は廃プラスチックのリサイクル装置の製造・販売を手がける。国連の持続可能な開発目標(SDGs)やサーキュラーエコノミー(循環経済)の取り組みが拡大する中、同社製品の需要が高まる傾向があり、事業成長性が評価された。
 埼玉産業人クラブ会長賞はトキタ種苗(さいたま市見沼区)の時田巌社長が受賞。特別賞は浜屋(埼玉県東松山市)の小林茂顧問、ビクトリー(同八潮市)の堀越敦社長、日本製衡所(同美里町)の岩淵智宏社長の3人が受賞した。

トキタ種苗時田氏➁.jpgトキタ種苗 時田巌氏

浜屋小林氏➂.jpg浜屋 小林茂氏

ビクトリー堀越氏④.jpgビクトリー 堀越敦氏

日本製衝所岩淵氏.jpg日本製衡所 岩淵智宏氏



 時田社長は中国やインド、イタリア、米国などに現地法人を設立するなどグローバルな事業展開が評価された。小林顧問はリサイクル・リユース事業を担っており、70カ国以上に販売先を持つことや循環型社会の実現に向けての活動が評価された。堀越社長は収益性や健全な財務内容が評価された。岩淵社長は産業用はかりを手がけており、はかりと連動したクラウドサービスを大手ゼネコン向けに開発・提供。業務効率化に貢献した点が評価された。
 21日に開く表彰式では、受賞者5人が受賞記念プレゼンテーションを行い表彰盾と記念品が贈られる。


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