全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブと岐阜産業人クラブ、眞和興業本社工場を見学

 名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長兼社長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ会長)は1月22日、愛知県江南市にある眞和興業本社工場を見学した。会員ら25人が参加した。
 眞和興業は国内でも数少ない溶融亜鉛メッキを行う。長期にわたり鉄を錆から守ることができる。メッキを施す工程で、従来では廃棄物として処理される金属資源の回収・有効利用や工場排水の循環利用を行い、新しい資源循環型モデルを確立。2022年に愛知県環境賞の優秀賞を受賞した。
 眞野祥典社長は「1960年に祖父が創業した。19年に3代目社長に就任した。日本では、めっきは古墳時代から始まり、『滅金』に由来すると言われ、れっきとした日本語なのでひらがなで表記してほしい」と語った。
 また、会社概要や事業内容にも触れ「70―80%が土木や電力関連などほぼ公共事業を手がける。メッキの前工程となる製缶加工から、メッキ後の組み付けまでを行う一貫体制を敷いている。業界でも数少ない小ロット・短納期に対応する。企業目標を持続可能な開発目標(SDGs)に沿って作り直し、生産性向上や原価改善などの課題に対して環境マネジメントで立ち向かっている」と紹介した。
 その後、工場に移動し、眞野社長の説明を受けながら作業風景を見学した(写真)。見学コースは地元の小学生も見学できるように設計され、加工対象物(ワーク)を洗浄する水洗槽から最終工程まで順番に見ることができる。
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