全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ、上期役員会と秋期特別講演会を開く

 埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック会長)は10月8日にロイヤルパインズホテル浦和(さいたま市浦和区)で上期役員会と秋期特別講演会を開いた。役員会では第1号議案の上期事業実施報告・収支決算報告と2号議案の下期事業計画案について審議し承認した。
 特別講演会は先端ロボティクス財団の野波健蔵理事長が「産業用ドローンへのAI実装動向と展望―大脳型ドローンへの転換により空の産業革命は次のステージへー」をテーマに講演した。講演会の冒頭、増田会長は「皆さんの経営にドローンが役立つような講演になることを期待したい」とあいさつした。野波理事長は米航空宇宙局(NASA)での勤務経験があり、日本のドローン研究の第一人者。日本ドローンコンソーシアム会長、千葉大学名誉教授、AutonomyホールディングスCEO(最高経営責任者)をなど務める。
 野波理事長はAI技術と大脳型ドローンの加速化などについて説明。「鳥には環境認識能力があるがドローンにはない。AIを実装してオートパイロットを導入することで、小脳と大脳を持った賢いロボットになる」と強調した。さらにAIを使ったドローンによる建物外壁点検や魚群探知ドローンの研究開発などを紹介した。
 講演会後の懇親会では新たに幹事に就任した武蔵野銀行の長堀和正頭取が乾杯のあいさつで「貴重な話をうかがい、これからAIをうまく活用しながら、幸せな社会を築いていければと期待したい」と述べ、野波理事長の講演に感謝した。
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