全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブNITEC埼玉産学交流会、日本工業大学埼玉キャンパスで役員会と9月例会
埼玉産業人クラブNITEC埼玉産学交流会(杉本賢次会長=丸一ゴム製作所社長)は9月11日、日本工業大学埼玉キャンパス(埼玉県宮代町)で役員会と9月例会を開いた。役員会では2024年度事業報告と25年度事業計画案などが報告され、了承された。例会は基幹工学部機械工学科の石川貴一朗准教授が「3次元計測と自律システム~自律移動ロボットと、土木施工の自動化~」をテーマに講演した。
冒頭、杉本会長は「最近の機械工学は電気や電子、土木など幅広い知識が必要。最先端の技術に触れたい」とあいさつ。日本工業大の竹内貞雄学長は「既存の技術をベースにした新たな融合が新しい価値を作る流れになっている」と解説した。
石川准教授は自律移動システムや制御工学が専門で、4月にNHKの番組「サイエンスZERO」の「未来のインフラ〃3次元点群データ〃最前線」に解説ゲストとして出演した。講演では移動ロボが市街地を自律走行する「つくばチャレンジ」や、土木工事用に開発したニューマチックケーソン工法の自動掘削システムなどについて解説。今後もさまざまな分野で自動化が進むと予測する一方で「完全に人をゼロにすると状況が変わった時に対応できなくなる。技術も失われる。完全な自動化は逆に目指すべきではないと思っている」と強調した。
講演会後は「魚庄・別館」(埼玉県蓮田市)で懇親会を開催。日本工業大の柳澤章理事長は「米大統領選挙や日本の政治リーダー交代など世の中が変化している。交流会を通じて変化に対応できるよう全力で努力したい」と乾杯のあいさつをした。懇親会終了時には新たに交流会に入会した日さくの若林直樹社長が「交流を深めて埼玉を盛り上げたい」と抱負を述べ、副会長を務めるエフテックの福田祐一社長が「国内では大きな新規投資が難しい状況だが、今ある設備に新開発のデバイスを付加することで、新たな価値を生み出す設備に変わっていくのでは」と今後に期待して、全員で1本で締めて閉会した。
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