全国各クラブの活動報告

群馬産業人クラブ、「2024年度(第61回)定時総会・講演会」を開く

 群馬産業人クラブ(有田喜一会長=群栄化学工業会長)は7月2日、メトロポリタンホテル高崎(群馬県高崎市)で、「2024年度(第61回)定時総会・講演会」を開いた。総会は23年度事業報告・収支報告、24年度事業計画・収支予算案などについて審議し、原案通り承認された。総会後、IHIエアロスペース(IA)社長の並木文春氏が「IHIエアロスペースの事業と今後の展望」と題して講演した。
 4月に東京・豊洲から群馬・富岡に本社移転したことを受け、並木氏は「名実ともに群馬県の企業となり、その責任を果たすためにも地域との連携を深めてともに発展したい」とした。今後の事業展望については「宇宙、防衛、航空関連の3事業とも追い風が吹いている」とした上で、固体燃料ロケット「イプシロン」を中核とする宇宙事業に関して「ロケット需要は極めて高い。設計・製造、打ち上げサービスはもとより、衛星や宇宙利用システムを利活用したソリューション事業に取り組む」と意欲をみせた。
 懇親会には群馬県庁産業経済部長の相川章代氏が登壇し、「4月に始動した『産業振興基本計画』に盛り込んだ企業価値を高めるための人材育成、稼ぐ力の向上などの施策を着実に進める」と強調した。乾杯後、会員らはテーブルを囲んで歓談し、盛況裏に終えた。
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