全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、「2024年新春経済講演会&産学官交流会」を開く

 名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長兼社長)は1月26日、名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区)で「2024年新春経済講演会&産学官交流会」を開いた。森会長は「会員が何を期待して入会していただいたか、いま一度、皆の意見を吸い上げて実行に移したい。企画、行動し、変化を求めていこうと新たに宣言することで、自分の気持ちを奮い立たせていく」とあいさつした。
 新春経済講演会は寺村英信中部経済産業局長(写真)が登壇し「中部経済の将来展望」と題して講演した。日本経済の現状ついて「設備投資額は主要国と比べて、いまだに低水準で、資本の老朽化に伴い生産性向上が妨げられる恐れがある。24年をデフレ完全脱却の年にするため総合経済対策を行う」と説明した。
 中部地域の強みについては「自動車などセットメーカーが存在し、多様な要素技術や高い技術力を持つ関連企業が多数集積している」と指摘。「既存技術と新たな技術の組み合わせにより、多様化する社会課題への対応を図り、市場から求められる新製品やサービスを創出していきたい」と地域産業の変化と対応の方向性についての考えを示した。
 同講演会後に開いた交流会は会員のほか、学生によるビジネスプランコンテスト「キャンパスベンチャーグランプリ(cvg)中部」の協賛企業関係者や受賞した学生ら約170人が参加。活発に情報交換するとともに交流を深めた。
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