全国各クラブの活動報告

九州・山口産業人クラブ、「次世代」をキーワードに講演やパネル討論

 九州・山口産業人クラブ(添田英俊会長=正興電機製作所社長)は2023年12月20日、福岡市機械金属工業会、福岡商工会議所工業部会との3団体合同勉強会を福岡市内で開いた。「次世代」をキーワードに講演やパネル討論(写真)を実施した。53人が参加した。
 特別講演で増田桐箱店(福岡県古賀市)の藤井博文社長は「イノベーションを継ぐ次世代の挑戦」と題し、時代に合わせた製品開発などについて話した。
 続いて6人の若手経営者が「次世代のビジネス戦略と思い描く未来」をテーマにパネル討論会を開いた。カマタテクナス(福岡市博多区)の鎌田浩嗣取締役は「先代による圧縮空気清浄機器の世界市場への販売展開が飲食ビジネスにつながった」と実例を披露。乗富鉄工所(福岡県柳川市)の乗冨賢蔵社長は「水門メーカーとしてアップデートできる余地がある」と海外市場参入の抱負を述べた。
 スタートアップのミラリンク(北九州市小倉北区)の佐取直拓社長は「協力企業を探すためにBツーB(企業間)事業者をつなぐプラットフォームが必要」と強調した。
 ファシリテーターを務めた渡辺鉄工(福岡市博多区)の渡辺雄輝氏は「これだけの若手メンバーが新規事業に取り組んでいることがすばらしい」と締めくくった。勉強会終了後の合同忘年会も大いに盛り上がった。
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