全国各クラブの活動報告

　掛川産業人クラブ（小林永典会長＝コプレック社長）は５月１２日、掛川グランドホテル（静岡県掛川市）で２０２３年度定時総会を開いた（写真）。リアル開催は４年ぶり。総会では２２年度事業報告・収支決算報告と２３年度事業計画案・予算案、役員改選、新規入会の各議案を審議し、承認された。
　２３年３月で退任した松下真己前会長（松下金属工業社長）は、「コロナ禍では満足な活動ができない時期が続いた。新年度には徐々に活動を取り戻し、素晴らしい出会いや体験、成長の機会をもたらしてくれることを期待する」とあいさつした。新たに就任した小林会長は、「ホワイトカラーの仕事が激変する時代に、我々のように『モノ』つくる人々にこそ価値が出てくる。これからも日本のモノづくりにはチャンスがある。そうした未来の話ができる産業人クラブになればいい」と抱負を語った。
　総会後の記念講演では、２２年から静岡理工科大学学長と、静岡大学電子工学研究所所長や同大イノベーション社会連携推進機構副機構長を兼務する木村雅和氏が「これからの地域づくりと人材育成」をテーマに登壇。私立大学の学長職と国立大学の役職を兼務するという過去に例のない日々を送る自身の取り組みを紹介し、「両大学の連携を深め、地域で活躍する技術者を育てたい」と展望を語った。
　懇親会も開催し会員と講師を含め円卓を囲み、産業人クラブの行事での再会を祝った。