全国各クラブの活動報告
名古屋産業人クラブ、岐阜産業人クラブ、アサヒフォージ土岐工場を見学
名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長兼社長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ会長)は5月23日、岐阜県土岐市にあるアサヒフォージ土岐工場を見学した(写真)。会員ら40人が参加した。アサヒフォージは熱間・温間鍛造によるトランスミッションやクラッチ、ホイールハブベアリングなど駆動系部品を手がける。熱処理や表面処理、機械加工など一貫生産し、ベアリング部品や各種ギアも製造する。
冒頭、アサヒフォージの朝日浩司社長は「1938年に祖父が創業した。以前は、3K(きつい・汚い・危険)職場の代表のようにいわれた業界だったが、鍛造メーカーとはこんなにきれいなんだと自負している。次回、来ていただく時には、さらにきれいになっているようにしたい」とあいさつした。
次に土岐工場長の朝日誠一常務が「敷地は約4万7000平方㍍、建屋が約1万9000平方㍍で、社員数が175人、平均年齢が38・4歳。2015年に6ライン、16年に8ライン設置し、1カ月に3100㌧生産している。3Kから3C(きれい・快適・かっこいい)の職場を目指している」と会社案内の映像も交え概要を説明した。
その後、4班に分かれ見学した。第一工場は荒地プレスや仕上げプレス、熱処理工程、ショットブラスト工程、外観検査などを興味深く見た。第二工場では、さまざまな方法で鋼材を切断する機械や8ラインある鍛造プレスで次々に加工されていく様子を食い入るようにように見つめていた。参加者からは「工場のきれいさに感心し、見習いたい」「空気の流れを作ることで、暑さ対策もしっかりしていて、たいへん参考になった」などの感想が出ていた。
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