全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブ産業人フォーラム部会、東海地区産業視察

 大阪産業人クラブ産業人フォーラム部会(阿形清信部会長=近畿刃物工業社長)は、11月17、18日に東海地区産業視察を実施した。「ものづくりのエンターテイナー」を経営理念とする部品加工業、テルミック(愛知県刈谷市)のりんくう常滑工場(同常滑市)を訪問した(写真)。
 同社はリーマン・ショックなど二つの大きなピンチを経験。特に今回のコロナ禍で働き方を改善し内勤営業に力を入れた。デジタル変革(DX)導入でデータを活用した新しい営業チャンネルを開拓し、大幅な売り上げ増につなげた。全社員の7割強が女性だが、働きやすい職場環境にも取り組み、定時就業も実現。田中秀範社長は「コロナ禍が追い風になった」と強調した。
 夕方の交流会以降は名古屋産業人クラブから多くの会員が合流。阿形部会長は「名古屋産業人クラブの全面協力を得て、非常に興味深い見学先を紹介してもらい感謝している。この懇親の場を大切にしたい」と乾杯の音頭をとり親睦を深めた。
 翌日は岐阜県に移動。観光班は刃物屋三秀関刃物ミュージアム(岐阜県関市)で、室町時代から代々続く25代・26代藤原兼房刀匠による日本刀鍛冶鍛錬体験見学を行った。ゴルフ班は名門の岐阜関カントリー俱楽部(同)でプレーし、参加者からホールインワンが出るなど大いに盛り上がった。両班とも、好天に恵まれた有意義な1日となった。
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