全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブ関西ビジネス研究会、中堅・中小企業経営者工場見学会を開催

 大阪産業人クラブ関西ビジネス研究会(湯本秀逸会長=湯本電機社長)は5月27日、「中堅・中小企業経営者工場見学会」をコロナ禍以降、初めて開催した。見学先の藤田金属(大阪府八尾市、藤田盛一郎社長)は、国内では数少ない鉄製調理器具(フライパン)のメーカー。
 同研究会の湯本会長は「実際の見学で多くの気づきに期待したい」とあいさつ。その後、藤田社長の案内でへら絞りや焼き入れなど主力製品のフライパン製造工程を見学した。ショールームでは、へら絞りにより従来品より軽量化を実現し、取っ手が外せるデザインなど同社製フライパンの特長の説明も受けた。さらに50年前の工場の外観をカフェ風に改装し、作業服をカジュアル仕様にして求人効果や離職率低下につながった点なども紹介された。
 同社は「こうばはまちのエンターテインメント」が合言葉のファクトリズムを実践する。同活動は八尾市を中心に現在60社の中小企業の参加に広がってきた。藤田社長は「工場の一般見学により社員のモチベーションが高まって品質向上につながり、また異業種との交流によるコラボ効果もあった」と述べた。交流の場も久しぶりに設け、会員と見学先との親睦が深まったひと時となった。
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