全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会、施設見学会を開催

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(浜野尚吉会長=共同技研化学社長)は、5月13日に施設見学会を開催した。SMCの下妻工場(茨城県下妻市)と東武商事(埼玉県松伏町)の松伏スマート・リサイクル・システムズ(MSRS)を訪問。雨が降り続く中、会員企業や東京電機大学などから約20人が参加した。
 SMCの下妻工場は電動アクチュエーター(駆動装置)やオートスイッチなどを手がけ、2013年稼働と同社の国内6工場の中で最も新しい。見学会では電動アクチュエーターの組み立て工程におけるモジュール化の取り組みを紹介。製品供給のリードタイムを短縮し、顧客満足度向上につなげている。また、自社製品を活用した自動化ラインなど生産性向上の事例を披露した。工場見学後の質疑応答では山崎敏寛下妻工場長らが出席。会員から材料調達や車の電動化対応などに関する質問があった。
 東武商事のMSRSは19年に完成した関東最大級の処理能力を持つ水処理施設。365日24時間稼働で多種多様化する廃棄物、排出事業者のニーズに対応する。処理工程の紹介のほか、適切な処理・資源化を行うため高度な分析設備を備えた分析棟や、厳しい水質管理を徹底する処理棟などを見学した。冒頭、堀内康彦専務があいさつし、「産業廃棄物も大きく変化している。今後も投資を続けることで安心・安全など高い目標に挑戦していきたい」と述べた。質疑応答では災害復旧対応などに会員の関心が集まった。
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