全国各クラブの活動報告

滋賀産業人クラブ、技術発展「琵琶湖モデル」世界へ 滋賀、三日月知事が記念講演

滋賀産業人クラブ(坂口康一会長=近江鍛工会長)は6月7日、ホテルボストンプラザ草津(滋賀県草津市)で2021年度(第10回)定時総会を開いた。会員ら13人が出席し、20年度事業報告や収支決算の承認、21年度の活動計画案などを承認した。
総会後は、滋賀県の三日月大造知事が「次世代の滋賀県をけん引する産業創出に向けて」をテーマに記念講演した(写真)。ニッチ分野で世界トップシェアを誇る県内企業や県の注力施策について紹介。デジタル変革(DX)推進事業やAI(人工知能)人材の育成施策のほか、県内企業や研究機関、行政らが琵琶湖保全で培った技術や取り組みなどを「琵琶湖モデル」として世界へ展開することも構想する。
講演後は、滋賀県初の高等専門学校設置などについて意見交換した。高専設置について湖北工業の石井太社長は「産業界にとって待望。若い人たちが集うような新しいコンセプトを打ち出してほしい」と期待を示し、三日月知事は「学生には県内企業と共同研究などしてもらいたい。私自身も相当な気合を入れて取り組む」と意気込みを語った。
産業人クラブだより-記念講演する三日月大造滋賀県知事.jpg


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