全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・ＴＤＵ産学交流会（浜野尚吉会長＝共同技研化学社長）は５月１３日、ＳＭＣによるオンラインセミナーを開催した。空気圧制御機器のトップメーカーであるＳＭＣが、顧客などに無料で開催している「空気圧技術講習会」を特別に同交流会向けにアレンジして実施。Ｚｏｏｍ（ズーム）を通して約２０人がアクセスした。
ＳＭＣ北関東ブロック（さいたま市北区）川越事務所の鈴木博所長が講師を務め、"空気と圧縮"からの入門編をテーマに講義した。圧縮空気とは何かから始まり、その後は空気圧システムの構成を解説。空気圧縮機（コンプレッサー）から清浄化機器、空気圧フィルター、減圧弁（レギュレーター）など各構成ユニットの仕組みを分かりやすく説明した。特に時間を割いたのがエアシリンダーと速度制御弁（スピードコントローラー）、方向制御弁など。実際の工場の製造工程でワークの固定用クランプなどに使われる際の注意点なども指摘した。
セミナー終了後には、４月に東京電機大学理工学部長に就任した宮脇富士夫教授を紹介。宮脇教授はあいさつで同交流会の新副会長としての抱負などを述べた。