全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブ女性部会、空白の8年間経営に生かす 佐藤氏が講演

大阪産業人クラブ女性部会(岩崎佑子部会長=岩崎企画会長)は、会員で初恋の人探します社(大阪市中央区)の佐藤あつ子社長(写真)を講師に迎え、大阪市内でセミナーを9月8日に開いた。岩崎部会長は「新型コロナウイルスの影響で2回延期となったが、今回開催できた」とあいさつ。
佐藤社長は「空白の8年間を探した経営物語」のテーマで、話を進めた。30年以上経営にかかわってきた佐藤社長は、調査業にも法律知識の必要性に迫られ、一念発起し法科大学院に入学。学生時代の約8年間の空白期間と、その空白が今の経営にいかに生かされてきたかを振り返った。
働きながら学生として培った経験は、メールの有効活用や、テレワークにより少ない時間で必要な仕事の共有化を図り、スタッフの自立化などにもつなげた。それは「今回のコロナ禍でも生かされている」と強調した。
今後は「スタッフの誇りや業界の社会的地位の向上を目指す」とし、「差別化や付加価値の追求とともに利益率にもこだわっていきたい」と意欲的に話した。佐藤社長がチャレンジした司法試験のこぼれ話も披露。同試験の内容や試験時の雰囲気、合格後に決まる法曹界の配属先など、普段は聞けない内容をユーモアを交えて話したこともあり、参加者の笑いが絶えない時間となった。
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