全国各クラブの活動報告

産業人クラブ 全国大会、千葉で22年10月開催

日本産業人クラブ連合会(井水治博会長=日刊工業新聞社社長)は8月26日、「令和2年度定時総会」を東京・飯田橋のホテルグランドパレスで開いた(写真)。東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川の首都圏の産業人クラブ会長らが参加し、名古屋や九州・山口、群馬、新潟、長野、四国、掛川の各産業人クラブ会長がリモート参加した。今回の総会で産業人クラブ全国大会の次回開催が千葉に決まった。
2019年度事業報告と収支決算の報告後、20年度の事業計画・収支予算案が提案され、全議案が承認された。また新任理事として神奈川産業人クラブの中村幹夫会長(大和ケミカル会長)が選出された。
19年10月に開催した第1回産業人クラブ全国大会の新潟での開催内容および収支の報告に続いて、第2回全国大会の開催地として22年10月に千葉で開催することが承認された。千葉産業人クラブの白鳥豊会長(白鳥製薬会長)は「千葉県のおいしい山海の幸をご用意して、全国の皆さまをお迎えしたい」とあいさつした。その後、時間いっぱいまで参加者全員が順番に近況を報告。コロナ禍の自社への影響や対応策などを話し合った。
総会後の講演会では、日本貿易振興機構(ジェトロ)海外調査部国際経済課の米山洋課長が「2020年版ジェトロ世界貿易投資報告」よりコロナ禍で不確実性増す世界経済をテーマに講演した。講演では、19年の世界貿易は09年以来10年ぶりに金額・数量ともに減少に転じており、さらに20年第1四半期の世界輸出額は新型コロナウイルスの影響で前年同期比5・8%減と急減した。また米中摩擦とコロナ禍によって海外進出の日系企業の80%が20年の売り上げ減少を見込んでおり、多くの企業が販売戦略などビジネスモデルの変更を考えていると話した。
講演終了後はお弁当による夕食会を開催。アクリル板を設置しソーシャルディスタンスに十分配慮しながら会食した。
日本産業人クラブ連合会総会、2020年8月26日.jpg


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