全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ（森誠会長＝富士精工会長）、岐阜産業人クラブ（遠藤宏治会長＝カイインダストリーズ社長）は６月４日、三重県伊賀市にあるＤＭＧ森精機・伊賀事業所を見学した。会員ら３７人が参加した。
冒頭、堀井賢治伊賀事業所長が「４カ月ぶりに見学会を受け入れることができて非常にうれしい。この事業所はグループ内最大規模で、総敷地面積は５７万８０００平方メートル、約１６００人が働き『５軸化・複合化・自動化・デジタル化』を取り入れた最先端の生産拠点として月産３００台の生産が可能だ」と概要も交えてあいさつした（写真）。
事業所内を紹介する動画を見てから、参加者は２班に分かれ各工場に向かった。ユニットの組み立てから機械の最終組み立てを行う「組立工場」では、毎日の組み立て進捗（しんちょく）状況をバーコード・ハンディ・ターミナル（ＢＨＴ）でリアルタイムに入力することで機械の納期や作業時間を一元管理する様子を見学した。
世界最大級の「グローバルソリューションセンタ」は、最新鋭の工作機械約４０台と周辺機器がずらりと並ぶ。単なるショールームではなく、顧客の相談に対し、実際に機械を稼働させて問題解決している。さらに人工知能（ＡＩ）などによる省人化や自動化で生産性向上を提案し、好評を得ている。時間的な制約もあったが、参加者は事業所の規模に圧倒されていた。