全国各クラブの活動報告

産業人クラブ全国大会 in 新潟 開催報告

日本産業人クラブ連合会(井水治博会長=日刊工業新聞社社長)は10月17日―18日、「産業人クラブ全国大会in新潟」を朱鷺メッセ(新潟市中央区)で開いた。産業人クラブ全国大会の開催は初めて。全国22のクラブ(支部・部会を含め29)から会員企業や関係者ら約270人が参加した。
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開会のあいさつでは、同連合会の寺町彰博副会長(東京産業人クラブ会長、THK社長)は「産業人クラブは全国大会の開催で新しい時代を迎える。地域を越えたネットワークづくりの絶好の機会。積極的な交流を期待する」と会員に呼びかけた。来賓の中原八一新潟市長は「中小企業の活躍が地域経済のけん引につながる」と挨拶した。その後の基調講演では日本産業人クラブ連合会の井水治博会長が産業人クラブの歴史を振り返りながら、今後の世界経済の見通しを述べ、「混迷の時代こそ中小企業同士のネットワークが必要」と説いた。
特別講演ではナミックス(新潟市)の小田嶋壽信社長が同社の成長の原動力や経営者としての心境の変化などについて講演した。
その後、日本産業人クラブ連合会総会では、今年度事業計画や予算案、次回の全国大会などについて議論した。また分科会では、産業人クラブの活用法をテーマに茨城産業人クラブ所属の大塚製作所根岸孝雄会長、大阪産業人クラブ所属の岩崎企画岩崎佑子会長、新潟産業人クラブ所属の加藤研削工業加藤義竹社長の3人がパネラーで登壇し討論した。


懇親パーティーでは新潟県の花角英世知事や新潟産業人クラブの井浦康晴会長(マックス開発会長)が挨拶、各クラブの会長らが登壇し鏡割りを行い、同連合会の岡本満夫副会長(アマダホールディングス会長兼CEO)の乾杯でパーティーがスタートした。懇親会では新潟芸妓が花を添え、新潟産業人クラブの会員企業の日本酒などの販売コーナーも設けられた。懇親会では台風19号の被害の義捐金の寄付も受け付け、30万円以上の寄付が集まった。中締めは名古屋産業人クラブの森誠会長(富士精工会長)が行った。

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2日目の18日は、アベキンとマルト長谷川工作所の新潟会員企業2社による「中小企業の値決め経営」をテーマに討論会を行った。終了後、希望者は工場見学や展示会のほか、新潟市内や村上市、佐渡ヶ島の観光に出発した。朝早く出発したゴルフの参加者は、紫雲ゴルフ倶楽部(新潟県新発田市)で11組で行った。優勝は東東京マネジメント研究会所属の桑原忠雄さんがネット70、グロス94だった。べスグロは茨城産業人クラブ長の高橋日出男会長(協立製作所社長)で81だった。
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