全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ女性部会、デジタル技術で浮世絵を分析

東京産業人クラブ女性部会(佐川八重子会長=桜ゴルフ社長)は6月5日、東京・竹橋の如水会館で6月例会を開いた。日本ユネスコ協会連盟評議員の牧野健太郎氏(写真、東横イン執行役)が、「浮世絵からお江戸にタイムスリップ~遊び心と江戸の知恵~」をテーマに講演した。
牧野氏はデジタル技術を活用し、葛飾北斎などの浮世絵を分析。「拡大することで、絵や文字、季節、場所、人物や時代背景までみえてくる」(牧野氏)と、浮世絵の新たな魅力を提示した。
また国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で葛飾北斎の富嶽三十六景のひとつ「神奈川沖浪裏」に描かれた富士山をデジタルで拡大して見せたことが、富士山の世界遺産認定につながったエピソードを紹介。牧野氏は、「当時の事務局長は『この絵が大好き。世界で2番目に有名な絵画』と言った」と述べ、芸術の影響力の大きさに参加者は驚いていた。
日本ユネスコ協会連盟評議員の牧野健太郎氏.jpg


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