全国各クラブの活動報告

TDU産学交流会、青森の日本原燃原子力施設見学

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(浜野尚吉会長=共同技研化学社長)は7月6、7日、青森県下北地域で1泊研修を催した。会員企業と東京電機大学などから10人が参加。日本原燃の原子燃料サイクル施設(六ケ所村)をはじめとする原子力関連施設を回り、エネルギー問題に関する見識を深めた。

初日は日本原燃の六カ所原燃PRセンターを皮切りに、低レベル放射性廃棄物埋設センター、再処理工場、使用済み燃料受け入れ貯蔵施設、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターなどを見学。参加者は原子力発電所から出る"核のゴミ"の種類やその最終処分と中間貯蔵の違いなどをあらためて整理し、認識し直していた。

2日目はJパワーの大間原子力建設所(大間町)を訪問。まずは運転訓練・広報センターで、社員が発電所の操作訓練を行う模擬施設を見学。さらに建設途上の原子炉建屋、タービン建屋などを高台から視察した(写真)。本州最北端の大間崎で昼食を取った後、東通原子力発電所(東通村)のPR施設「トントゥビレッジ」に移動。山側から東北電力東通原発の建物を遠く望んだほか、緑に囲まれた東京電力の東通原発建設予定地も広く見渡した。


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