全国各クラブの活動報告

日本の企業経営を考える 真田氏(愛知淑徳大学教授)が講演

千葉産業人クラブ(白鳥豊会長=白鳥製薬会長)は6月27日、三井ガーデンホテル千葉(千葉市中央区)で2018年度定時総会と講演会を開いた。総会では17年度の事業報告と決算報告、18年度の事業計画と予算案の全議案を承認した。

白鳥会長は「景気回復と言われるが、中小企業では後継者問題や人手不足などまだまだ課題も多く、海外情勢も不透明だ。そうした中、今後の日本の企業経営ははどうするべきか、会員企業皆さんで考えていきたい」と話した。

総会後、愛知淑徳大学教授の真田幸光氏(写真)が「世界を俯瞰(ふかん)し、日本の企業経営を考える」と題して講演した。真田氏は国際社会で存在感を急速に高めている中国の動向などを解説し、「現在の国際情勢は混沌(こんとん)としている」と説明。「混沌とした情勢の中、企業経営で大切なことは原点に返ることしかない。いま一度、自社の強みとなる経営資源などを再確認をするべきだ」と強調した。真田教授の力強い講演に参加者は真剣な表情で耳を傾けた。

その後の懇親会では岡本毅副会長(岡本硝子社長)の乾杯の発声で歓談の輪が広がった。


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