全国各クラブの活動報告

名古屋、岐阜 CKD四日市工場の見学会

名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は6月6日、CKD四日市工場(三重県四日市市)を見学した。会員37人が参加した。

四日市工場は空気圧機器や流体制御システム機器を製造する。冒頭にコンポーネント本部副本部長の福井清執行役員が「自動化に向けた設備の機器パーツやキットなどを内製化し、コスト削減を目指している。国内外工場のマザー工場と位置付けている」と工場の特徴などを含めてあいさつした。続いて、渡辺美樹総務グループリーダーらが概要や製品群などを説明した。

その後、4班に分かれてショールームや表面処理棟、切削加工の1号棟、樹脂成形の2号棟、コイル巻線組み立てラインや完全自動組み立てラインのある3号棟を見学した。

マシニングセンター(MC)80台、NC旋盤180台が並び、24時間体制で切削加工する様子や、装置の下部まで透明なアクリル板で囲って見やすくなった製造ラインなどを食い入るように見つめ、うなずいている見学者も多かった。

ショールームでは、圧縮空気によって力を入れないで重量物を容易に上下左右に移動できる「パワフルアーム」を体験した(写真)。また抗菌・除菌フィルターや窒素ガス精製ユニットのデモンストレーションにも関心が集まった。

参加者からは「貴重な経験だった」「丁寧な応対できめ細かく見学できた」との意見が多かった。


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