全国各クラブの活動報告

岐阜産業人クラブ、経済講演会 YKKの大谷氏自社事業を紹介

岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は2日、岐阜市の岐阜都ホテルで「2018年新春経済講演会・懇親会」を開いた。講師としてYKKの大谷渡副社長(写真)が登壇し、ファスニング事業とAP事業を世界71カ国・地域で展開する自社事業の取り組みを紹介した。
講演会では自社の成長の原動力となった海外経営のあり方や、一貫生産思想をベースにした技術開発方針などを大谷氏自身の経験も交え、披露。「海外個社への権限委譲が大切。工場への方針浸透はシンプルな目標設定が必要で、それを粘り強く伝え続けることが求められる」と語った。
また、大谷氏は富山県内の機械、電気機器メーカーなど230社が加入する富山県機電工業会会長の立場でもあり、同工業会の取り組みや富山県内のモノづくりの特徴などについても説明した。
参加者からは「現場技術者にいかに方針を浸透させていくかが学べ、非常に参考になった」、「岐阜県と富山県産業界の交流を促進したい」などの感想が多く聞かれた。講演会・懇親会には会員など約80人が参加した。懇親会では来賓の井川孝明岐阜県商工労働部長があいさつし、会員間で交流を深めた。


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