全国各クラブの活動報告

茨城産業人クラブ 経産省の徳増氏CI推進を講演

茨城産業人クラブ(高橋日出男会長=協立製作所社長)は6日、水戸京成ホテル(水戸市)で「新春経済講演会・賀詞交歓会」を開いた(写真)。高橋会長は冒頭のあいさつで「昨年は『いざなぎ景気』を超える戦後2番目の景気拡大となった一方、品質データ改ざん問題など企業の不祥事も相次いだ」と2017年を総括。その上で「人手不足の克服や生産性向上にどれだけ取り組めるか、今年はより明暗が分かれる」と気を引き締めた。
経済講演会では、経済産業省製造産業局の徳増伸二参事官が講演し、第4次産業革命に向けて同省が掲げる戦略「コネクテッド・インダストリーズ(CI)」推進に関する課題や取り組みを紹介。徳増氏は「人と機械、企業と企業など、さまざまなつながりにより新たな付加価値が創出される産業社会」を目標とし、「高齢化や人手不足、環境・エネルギー制約などといった社会課題の解決を図っていく」と力を込めた。
講演会後、賀詞交歓会を開いた。茨城県産業人クラブ顧問でコロナ電気(茨城県ひたちなか市)社長の柳生修氏は乾杯のあいさつで「国民1人当たりの付加価値を上げていくというCIの方針を聞き、現代の課題に対する一つの解を知ることができた」と講演を振り返った。当日は茨城産業人クラブ会員を中心に約130人が参加し、活発な意見交換を行った。


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