全国各クラブの活動報告

大阪・青年部会、東海バネの豊岡神美台工場見学

大阪産業人クラブ青年部会(湯本秀逸部会長=湯本電機専務)は8月2日、東海バネ工業(大阪市西区)の豊岡神美台工場(兵庫県豊岡市)を見学した。同社は1個の発注にも対応し、74期連続で黒字経営を続けているバネメーカー。こうした経営を実現している要因はどこにあるのか。参加者は少しでも自社の経営に役立てようと説明に耳を傾けた。
今回の工場見学には電機や機械、化学などの企業から16人が参加。冒頭、1時間を超える東海バネ工業の渡辺良機社長の熱のこもった説明を受けた後、コイルバネ、皿バネ、板バネ、熱処理の4工場を見学した。
渡辺社長は「手作りのバネは言い値で買ってもらうしか生きられない」と現在のシステムを作り上げた背景を説明。欧州視察で体験したドイツやフランスの企業の取り組みを日本で実現するための試行錯誤を披露した。
質疑応答では30人に1人しか最高位を取得できない社内検定制度や、社員の定着率の高さなどについて質問が出され、活発なやりとりが続いた。


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