全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブ、八瀬鉄工所など2工場を見学

大阪産業人クラブは5月18日に、兵庫県内の2工場の見学会を行った。機械加工業の会員ら20人が参加。自社経営に役立つ技術や製品、新ビジネスを見つけようと、真剣な面持ちで説明に聞き入った。
訪問したのは、舶用エンジンなどのクランクシャフト加工を手がける八瀬鉄工所(兵庫県姫路市)と、舶用ポンプや水耕栽培装置を手がける兵神機械工業(兵庫県播磨町)の2社。八瀬鉄工所は荒加工から仕上加工、さらには穴あけ加工までを行っており、すべての工程を行っている企業は、エンジンメーカーを除けば他にないという。八瀬弘司社長は「器用で勘がよい人でないとできない」と、クランクシャフトの加工には多くのノウハウがあることを強調した。
兵神機械工業では新規事業の水耕栽培装置を見学。舶用ポンプや油水分離機が主力の同社が、次世代と社会貢献のために参入した事業だが、当初は苦戦。友藤公雄社長は「今はそよ風が吹き始めた。ようやく、(売上高が)億のところまで来た。今後5年で売り上げを5億円にまで高めたい」と意欲を示した。


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