全国各クラブの活動報告

名古屋・岐阜業人クラブ、産業視察を開催-イナテック鳥取を訪問

名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工社長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は11月15、16の両日、鳥取県の産業視察を行った。会員15人が参加した。初日は自動車用トランスミッション部品製造のイナテック鳥取(鳥取市河原町)を訪問した。6月に稼働した新工場で部品の量産ラインに足を運んだほか測定室やCADルーム、5軸加工機を設置した試作開発ルームも見学した。
その後、鳥取県産業振興機構を訪問。県内産業の現状や特徴などについてレクチャーを受けた。さらに、隣接する鳥取県産業技術センターでは、主な業務や役割について聞いたほか、電子システム科や有機材料科などの研究室を見学した。
懇親会は解禁直後の松葉カニを堪能した。平井伸治知事も分刻みの多忙なスケジュールにもかかわらず駆けつけた。
2日目は岡山大学惑星物質研究所(鳥取県三朝町)を訪問した。同研究所は小惑星「イトカワ」から小惑星探査機「はやぶさ」が回収した物質の初期分析をしたことで知られる。また、チェリャビンスク隕石(いんせき)(ロシア)の小片を見ながら、イトカワの物質と隕石の共通点などについて解説を受けた。
今回、観光で訪れたのは国指定重要文化財「石谷家住宅」(同智頭町)のほか、鳥取砂丘と砂の美術館。県中部では国宝・投入堂で有名な三徳山三佛寺(同三朝町)、倉吉市打吹地区の赤瓦白壁土蔵群。地震直後は白壁崩壊の報道があり心配したが散策中、崩壊した壁を見たのは一軒だけだった。


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