全国各クラブの活動報告

新潟産業人クラブ、「企業として存続するために」テーマに記念講演会を開催

新潟産業人クラブ(樋口正仁会長=双峰通信工業社長)は9月13日に第33回定時総会を新潟グランドホテル(新潟市中央区)で開いた。現在、4人体制の副会長を増強し、新たに加藤研削工業(新潟市東区)の加藤義竹社長と、天朝閣グループ(新潟県阿賀野市)の古田利大社長を副会長に就任させることを決めた。任期満了となる井浦康晴副会長(マックス開発社長)と能登剛史副会長(サイト社長)は留任した。
2015年度の事業報告と会計監査、16年度の事業計画案と予算案が承認された。
記念講演会ではアサヒグループホールディングスの荻田伍相談役が「企業として存続するために」と題して講演した。「企業価値を向上させる最大のポイントはコーポレートガバナンス(企業統治)だ」と指摘した上で、唐の第2代皇帝である太宗と名臣らとの政治問答集「貞観政要」に触れ、経営者に必要な心構えを紹介した。
記念懇親パーティーで樋口会長は「フラットな関係の中で多くの例会を開き、しっかりコミュニケーションをとりながら、情報交換や人脈づくりを行っていく」とあいさつした。来賓として出席した泉田裕彦新潟県知事は産業界で問題となっている人手不足について「お金を出しても人手が確保できない。AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を使って生産性を上げるしかない」と強調した。


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