全国各クラブの活動報告

長野産業人クラブ、定時総会で「レクサス」テーマに講演会

長野産業人クラブ(太田哲郎会長=オリオン機械社長)は7月13日、長野市のホテル国際21で「2016年度定時総会・講演会」を開き、会員ら45人が参加した。総会では15年度事業報告および収支決算、16年度事業計画および収支予算案など4議案を審議し、原案通り承認した。
講演会はトヨタ自動車レクサスブランドマネジメント部の部長を務めたマーケティングプランナーの高田敦史氏が「最近のレクサスに見るブランディングの考え方」をテーマに講演した。同部は高級車ブランド「レクサス」の広報宣伝活動を担当。
高田氏は「走り」を重視した新型モデルやブランドの拡散戦略などを説明した。情報発信力のある若年層向けにイベントなどを数多く企画した結果、「レクサス=クール(かっこいい)」と評価が高まった経験を説いた。また「BツーC(対消費者)を見据えたブランドができるのであればBツーB(企業間)のお客さまに対するセールスポイントになる」と指摘した。
太田会長は「レクサスはモノづくりを含めトータルでお客さまに満足感を与えている」と評価。春日秀之副会長(hide kasuga 1896社長)は「良い技術や素材を見える化するにはブランド化が大事。長野から世界的なブランドを作っていきたい」と語った。春日氏は工業用カーボンを応用した新素材を使ったランドセルを手がけ、今春にレクサス販売店で発売して話題になった。


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