全国各クラブの活動報告

茨城産業人クラブ、IoT導入・活用で講演会

茨城産業人クラブ(高橋日出男会長=協立製作所社長)は13日、水戸市内で「2016年度定時総会・経済講演会」を開いた。ITコーディネータ茨城(茨城県ひたちなか市)の大久保賢二副理事長が「中小企業におけるIoT導入・活用のポイント」をテーマに講演。大久保副理事長は「IoT(モノのインターネット)を導入する場合、現状を把握するだけでなく改善、付加価値を創出するまで高めることが重要」と力を込めた。
総会では15年度の主要事業などに関する事業報告や監査報告を行った。このほか、16年度に会員企業の競争力強化などを目的とした県内の大学・研究機関の視察、先端技術を有する工場の視察会を新たに開催することなどについて報告し、承認を得た。
講演の部では最初に茨城県商工労働観光部の大力賢次産業技術課技佐が、IoTの活用に向けた県の施策を紹介。大力技佐は「工場にロボットやネットワークを導入する際などで県に相談してほしい」と強調した。その後、ITコーディネータ茨城の大久保副理事長が講演した。
講演会後には懇親会が開かれ、茨城県の橋本昌知事が来賓として出席。「茨城は魅力度ランキング最下位で、もっと貪欲にならないといけない。その先頭を引っ張っていく役割を産業人の皆さんに期待したい」と激励した。当日は産業人クラブ会員を中心に約90人が参加した。


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