全国各クラブの活動報告

埼玉・TDU産学交流会、ホンダ寄居工場を見学

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(佐藤達雄会長=アーベルソフト会長)は4月14日、ホンダ埼玉製作所寄居完成車工場(埼玉県寄居町)の見学会を開いた。会員企業、東京電機大学などから30人が参加。溶接工場と組立工場を視察した。
寄居工場は国内8工場の中の最新工場。小型車生産に特化し、現在はフィットなど4車種を年間約25万台生産する。工場敷地は東京ドーム20個分の広さ。従来の狭山工場と比べてプレス、組み立てなど各工程の高速化と省エネ化を実現した。
溶接工場では、ロボットを利用したスポット溶接の自動流れ作業を視察。約400台の自動ロボットが活躍し「車種によってロボットハンドを代える必要があり、以前のマニュアル交換をロボットによる自動交換にした」との説明を受けた。
組立工場では、サスペンションやタイヤ取り付けの自動工程を見学。ロボットを用いたインパネル組み付けでは「ラインを止めず同期で行える。以前はロボットの周りに柵が必要だったが、今は不要になった」などと説明を受けた。工程を見た後の説明会では自動化の進展や工場の体制について、活発な質疑がなされた。


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