全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブなどが協賛する「第２回とちぎビジネスプランコンテスト」（栃木県主催）の最終審査会が１日に開かれ、「栃木産業人クラブ賞」に芦田春香さんの「外国人の日光旅行に安心と満足を提供する憩いの場―アーサンズ　カサ」が輝いた。高橋会長が賞金５万円を贈呈した。
世界遺産の社寺がある日光には外国人観光客が訪れるが、総じて多様な飲食スタイルへの認識が低く、中心部の店舗の終了時間も早い。日光市在住の芦田さんは米国でレストラン経営を学んだ経験を生かして、ベジタリアンやビーガン、ムスリムらに対応した"気軽な食堂"の重要性を訴えた。
芦田さんは「２０２０年の東京五輪に向けて外国人客とコミュニケーションがとれるよう、工夫した案内板やハンドブックも提案したい」と夢を語った。
同賞は今回創設した。同クラブ元会長で藤井産業創業者の藤井清氏が寄贈した「栃木県優秀企業顕彰基金」から賞金を拠出する。