全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ、日本経済とTPPテーマに賀詞交歓会

埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック社長)は9日、ホテルブリランテ武蔵野(さいたま市中央区)で「2016年新春経済講演会・賀詞交歓会」を開いた。会員ら150人が集まり、新年の始まりを祝った。
冒頭、増田会長が「年明けから、中国経済の不振や日銀のマイナス金利政策など注視すべきことは多くある」とあいさつ。その後、前経済産業審議官で東京海上日動火災保険顧問の石黒憲彦氏が「日本経済とTPP」をテーマに講演。世界経済の見通しのほか、日本の中小企業がどう向き合っていくかなどを語り、「今後はFTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)に向けて、労働力、投資、生産性にどれだけ注力していけるかがカギだ」と見解を示した。
賀詞交歓会には岩崎康夫埼玉県副知事、清水勇人さいたま市長、鍛冶克彦関東経済産業局長、川瀬透関東財務局総務部長らも参加。鍛冶局長は「日本の企業はしっかりした基礎基盤は持っており、そこを生かした支援を行う」と鼓舞した。岩崎副知事は「この会がますます発展することを心から願っている」と祝辞を述べた。


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