全国各クラブの活動報告

埼玉・TDU産学交流会、山梨県で1泊研修-シチズンファインデバイスを訪問

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(佐藤達雄会長=アーベルソフト会長)は12、13の両日、山梨県で1泊研修を行った。12日には大月市のニッセー、富士河口湖町のシチズンファインデバイスを訪問。会員企業、東京電機大学などから12人が参加した。
ニッセーでは、ボールネジやウォームギアを転造という丸い金型でワークを挟んで塑性加工する工程を見学。新仏利仲ニッセー社長は「国内で専業は当社のみ。自動車向けウォームギアでは、従来の切削加工で6分程度かかっていたのを15秒程度と大幅に短縮した。高精度でアルミニウムなども加工できる」と述べた。2重らせん溝を利用した同社の緩まないボルトについても構造の説明も受けた。
シチズンファインデバイスでは、腕時計の微細部品加工をはじめ、自動車部品やマイクロディスプレー、高輝度発光ダイオード(LED)、セラミックス部品などの主要製品について説明を受けた。多軸自動旋盤が整然と並ぶ加工工程から自動組み立て、自動検査などの工程を順次見学した。
13日は1999年に役割を終えた富士山レーダーを移設した富士山レーダードーム館と、山梨県立リニア見学センターを訪問した。


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