全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ女性部会（奥野雅世会長＝奥野工業会長）は２０１５年１２月１７日、日刊工業新聞社名古屋支社で「学習会＆懇談会」を開いた。学習会では杉本要日刊工業新聞社名古屋支社編集部記者が「ＭＲＪ、初飛行までの道のり」と題して講演した。
杉本記者は「１１月１１日に初飛行に成功したＭＲＪは低燃費、低騒音、快適な機内環境で世界に通用する機体」と紹介した。ＭＲＪが産業界に及ぼす影響については「（機体を生産する）三菱重工業は月産２０機を計画している。三菱重工だけでなくティア１からの受注チャンスもある」とビジネスチャンス拡大の可能性を示唆した。
学習会終了後は、名古屋支社近くのレストランで男性会員も加わり懇談会を開いた。奥野会長は「景気のいい話も聞こえるが、中小企業はいつの時代も厳しいことが多い。若い人に新しい時代を切り開いてほしい。私の世代はそのための礎になる覚悟がある。この会の一層の発展と、産業界が来年、元気であることを祈念します」とあいさつした。