全国各クラブの活動報告

滋賀産業人クラブ、大阪・名古屋と合同で京の花街で交流会

滋賀産業人クラブ(坂口康一会長=近江鍛工社長)は、大阪産業人クラブ、名古屋産業人クラブと合同で2日、京都市上京区の花街の上七軒で交流会を開いた。上七軒の始まりは1624年で、京都市内で現存する五つの花街で最も歴史ある花街。西陣の旦那によるマナー講座、芸舞妓(げいまいこ)によるおもてなし実践という豪華なプログラムで、「心待ちにしていた」と定員を超える23人が参加した。
上七軒の料亭、おかもと紅梅庵を会場に交流会が開かれた。上七軒は場所柄、帯で有名な西陣との結びつきが強い。そこで第1部の講師に、西陣で帯など染織工芸を扱う老舗の安田の5代目社長の安田治氏を招いた。京都の五花街や花街ことば、舞妓や芸妓(げいこ)になるには、などを紹介。「お座敷では宗教や信仰、人の善しあしなどの話題はタブー」といった接待などでのマナーや経験談を、参加者は熱心にメモした。「これで、仕事でお座敷があってももう緊張しない」と役立った様子。
第2部は京懐石に舌鼓をうち、芸舞妓のおもてなしによる交流会。芸妓の梅葉さんら3人の芸舞妓の舞でスタートした。秋の舞踊公演の「寿会」前で仕上がりは最高で、その華麗さにため息がもれた。芸舞妓のおもてなしの効果は絶大で、固かった参加者も打ち解け、芸妓や舞妓を交えてあちこちで名刺交換や交流の輪ができあがった。
後半には1部で学んだお座敷遊びをさっそく実践。舞妓との「金比羅ふねふね」勝負に、「おにいさんは強い!」と何度も歓声があがった。
初めて開催された三つの産業人クラブの合同交流会もあっという間に時間が過ぎ、「また上七軒で会いましょう」と約束して閉会、帰途についた。


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