全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ、経産省の細谷氏が「優れた中小企業の経営戦略」テーマに講演

東京産業人クラブ(井上裕之会長=愛知産業会長)は6月30日、2015年度定時総会をホテルグランドパレス(東京都千代田区)で開き、14年度の収支・事業報告と15年度の事業計画などを審議、了承された。井上会長は「安倍晋三政権の経済政策『アベノミクス』の効果がようやく中小企業にも回ってきた。いまこそ会員企業が一丸となって、成長へかじをきっていこう」と呼びかけた。
また役員の一部改選を行い、峰製作所(同)の峰英高会長が常任理事を退任、新たに同社の峰敏晃社長が就任した。峰新常任理事は「まだ私は若造。いっぱい恥をかきながらクラブの活性化を図りたい」と決意を表した。
総会後は講演会を開き、経済産業省の細谷祐二地域政策研究官が「優れた中小企業の経営戦略 ―ものづくりニッチトップ型中小企業について」をテーマに登壇。「ニッチトップな製品分野を持つ企業はその市場で独占的であるため、取引者数が多く、高い利益率で安定した収入を得ている。成功している企業は、ニーズをしっかり捕まえつつ、企業間連携で多彩な要素技術を身につけながらその分野を開拓している」などと指摘。約100人の参加者は熱心に耳を傾けた。その後交流会で参加者とともに懇親を深めた。


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