全国各クラブの活動報告

九州・山口産業人クラブ、トヨタ流経営の実践を記念する講演会を開催

九州・山口産業人クラブ(花田寛会長=キューヘン社長)は5月25日、日航ホテル福岡(福岡市博多区)で「九州・山口産業人クラブ定時総会」を開いた。その後、トヨタ自動車の米国生産拠点TMMK社長やトヨタ自動車九州副社長などを歴任したアジアMONOづくり研究所の雨澤政材理事長による記念講演会を実施した。
総会では14年度の活動実績や決算を報告。さらに15年度事業計画および収支計画などを審査し、いずれも原案通り承認された。
雨澤理事長は「海外製造拠点におけるトヨタ流経営の実践」と題して講演し、米国ケンタッキー州のケンタッキー工場が全米一の工場になるまでの経営術や海外赴任中の苦労話を披露した。また「従業員の地元採用やマイノリティー、女性を多く登用する政策が州の信頼を勝ち取り、インフラ整備などで協力を得た」と強調した。
また地域別事業ビジョンを明確にし、日本と異なる組織づくりをするなど「企業は常に収益を上げるための努力が不可欠」と述べた。
講演会には産業人クラブのメンバー約40人が参加した。
参加者は雨澤理事長のユーモアのある語り草に、笑みをこぼし、その後の懇親会でも交流を深めた。


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