全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ、日本経済研の鍋山氏国内外情勢を解説

埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック社長)は2月10日、ラフレさいたま(さいたま市中央区)で、「2015年新春経済講演会・賀詞交歓会」を開いた。会員ら約150人が参加した。
新春経済講演会では、日本経済研究所チーフエコノミストの鍋山徹氏が「2015年の日本経済と地域・産業リノベーション」をテーマに国内外の経済情勢を解説した。世界経済については「今年の特徴を一言でいうなら米国の一人勝ち」、日本経済については「設備投資が弱い。特に製造業の設備投資が少ない」などと指摘した。
また「リノベーションとはイノベーションのリサイクル。"下半身"そのままで"上半身"の向きを変えるのがリノベーション」と説明。商品のリノベーションについては「BツーS(ソーシャル)でいろいろなものを見ていただきたい」と話したほか、街づくりのリノベーションについては全米で住みたい都市ナンバーワンとされるポートランドを紹介し、「(移動手段は)自転車がメインで、未来がここにある」と述べた。
講演会終了後には賀詞交歓会を開催。岩崎康夫埼玉県副知事、清水勇人さいたま市長、安藤久佳関東経済産業局長、細田隆関東財務局長が祝辞を述べた。参加者は互いの近況や経済動向に関して精力的に情報交換して交流を深めた。


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