全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブテクノロジー部会、印刷物制作セミを開催

大阪産業人クラブテクノロジー部会(美馬徹部会長=関西金属工業社長)は10月30日、日刊工業新聞社大阪支社(大阪市中央区)で「伝わらなければ意味がないー文章力と色彩力のコラボを目指す印刷物制作セミナー」を開催した。
第1部は「色でわかる企業と製品-色で売るビジュアルデザイン」がテーマで、講師は二宮恵理子氏(イマジネーションカラーズ代表)。「製品の最初の判断は85%が色なので大変重要な要素だが、軽視されがち」と前置きし、色の三属性や明度のコントラストを考慮すべきユニバーサルデザインの色彩などを、事例を示しながらわかりやすく解説した。
第2部は「伝わるカタログのクリエイトポイント」のテーマで、講師は中田典男氏(日本SPセンターシニアマーケティング室プロデューサ)。決裁者はシニアの人が多いため、「しっかり伝えるためにはデザイン重視だけでなく文字の大きさ、改行、余白のコントラストなどを考慮しなくてはならない」と述べた。また「コピーは大切で、最近はメーカー発想のイメージ用語が多く、自己満足で伝わらないことも多い」と強調した。


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