全国各クラブの活動報告

九州・山口産業人クラブ、フィリピン日系進出企業を視察

九州・山口産業人クラブ(花田寛会長=キューヘン社長)と日刊工業新聞社は、10月21―24日にフィリピン産業視察を行った。現地政府機関を訪問するとともに日系進出企業を視察。成長著しいフィリピン産業事情に触れ今後のビジネスの可能性を感じ取った。
まずフィリピン投資庁(BOI)を訪問。ASEAN内でも高い経済成長率と低コストの労働力について説明。日本企業の進出に最も期待していると呼びかけを受けた。フィリピン経済区庁(PEZA)では、親日で知られるリリア・デリマ長官が出迎え、進出に対する優遇策の詳細な説明を受け、参加者の関心を集めた。
伊藤製作所(三重県四日市市)の現地法人は、フィリピン人の家族愛を大切にする国民性を受け入れ、社員を大切にする経営を展開。定着率が高く、同社の昨年のインドネシア進出で貴重な戦力となったことを知り、参加者は大きくうなずいた。
一行は日系企業が数多く立地するラグナ工業団地も見学。在フィリピン日本大使館ではフィリピン事情のブリーフィングを受けた。JICA(国際協力機構)フィリピン事務所では日本の中小企業の投資状況について説明を受けた。
参加した各地の産業人クラブ会員ら15人からは意義ある視察になったとの感想が聞かれた。


このページの先頭へ