全国各クラブの活動報告

茨城産業人クラブ（高橋日出男会長＝協立製作所社長）は７月８日、「２０１４年度定時総会＆記念講演会」を三の丸ホテル（水戸市）で開いた。高橋会長は「日本の中小企業は競争激化などの課題を抱えている。取引先の新規開拓や設備投資による生産性向上などの打開策が必要。時代に適応しながら経営改善するため、お互い前向きにがんばろう」と呼びかけた。総会では１３年度事業報告・収支決算報告、１４年度事業計画案・収支予算案を審議。１４年度事業として設立５０周年記念誌「茨城産業人クラブ５０年史」の発行、記念式典の１１月開催などが承認された。
記念講演会は日本貿易振興機構（ジェトロ）茨城貿易情報センター所長の西川壮太郎氏を招き、「ベトナムにおける日中韓の比較～ハノイ駐在経験から感じたこと～」をテーマに開いた。西川氏は「市場縮小が進む国内にとどまるのは企業にとってリスクが高い」とした上で、「ベトナムは親日国であり、日本企業は活動しやすい。発展途上であるこの地に官民が連携して日本の規格を導入し、進出を後押しすることが重要」と強調した。