全国各クラブの活動報告

本社、日産栃木工場の見学会開催-品質管理に目見張る

栃木産業人クラブの日産自動車栃木工場(栃木県上三川町)の見学会(日刊工業新聞社主催)が5月22日に開かれた。全国の機械、電機、自動車関連の部品メーカーの経営者ら約20人が参加。一行はプレス工場や組立工場、車軸工場、鋳造工場を見学し、品質管理の手法や独自の環境対策に目を見張った。黒澤良二工場長は「栃木工場は高級車のマザー工場。2016年度までに世界の自動車業界の中で"プレミアム工場"に認められることを目指しており、品質の向上を最重要課題にしている」と強調した。
同工場では海外高級ブランド「インフィニティ」をはじめ、高級車「シーマハイブリッド」「フーガハイブリッド」「スカイライン」、スポーツカー「GT―R」などを生産している。テストコースを含めて敷地面積約292ヘクタール。約5000人の従業員が働いており、年産能力は約25万台に及ぶ。
組立工場では「クリーン&サイレント」を合言葉に音を吸収する壁や作業の疲労を軽減するマットを採用していた。また鋳造工場では近隣地域の病院などから排出される産業廃棄物を燃料に活用。各工場で参加者から質問が相次いだ。


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