全国各クラブの活動報告

茨城産業人クラブ、パネル討論会開催-研究開発の重要性議論

茨城産業人クラブ(高橋日出男会長=協立製作所社長)は5月20日、水戸京成ホテル(水戸市)で「経済講演会」を開いた。「研究開発でイノベーション」をテーマに、県内企業3社の経営者によるパネル討論を行った。また興研の酒井眞一郎会長が「変わり種企業の考え方」をテーマに講演。会員や関係者ら約110人が聴講した。
パネル討論は茨城製作所(茨城県日立市)の菊池伯夫社長、大友製作所(同)の友部英一社長、ツジ電子(茨城県土浦市)の辻伸行社長が登壇し、自社開発品の経緯と課題解決法、研究開発の重要性、無形財産の有無などについて議論を交わした。コーディネーターを務めた県工業技術センターの武者也寸志センター長は「自社の強みを生かして賛同者を集め、まとめる力があるのが皆さんの共通点。社の風土を変えたことが、大きな無形財産」とまとめた。
一方、酒井会長は「他社から『ほかとは違う言動をする会社』という評価をいただいている」とした上で、変わり種の新商品開発の経緯、営業担当の行動評価制度「討ち死賞」などのユニークな制度を紹介した。
懇親会には橋本昌茨城県知事が駆け付け、「自社の発展だけではなく、茨城県、日本のことを考えながら、日々、事業展開していることに敬意を表したい」と、会員の中小企業経営者らをねぎらった。


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