全国各クラブの活動報告

掛川産業人クラブ、産学連携・成功事例テーマに講演会開く

掛川産業人クラブ(相良貴史会長=相良製作所社長)は4月11日、掛川グランドホテル(静岡県掛川市)で「2014年度定時総会&講演会」を開いた。13人の会員が出席し、14年度予算や活動内容などについて審議し、承認された。その後、松井三郎掛川市長、荒木信幸静岡理工科大学名誉学長があいさつ。野口博静岡理工科大学長、木村雅和静岡大学副学長が「我校の産学連携体制や成功事例」をテーマに講演した。
野口学長は理科離れに歯止めをかけるため、前任の千葉大学で中学生向けホームページ「未来を創る工学部」を開設するといった活動に取り組んでいる。講演では「日本は研究は得意だが売る力が弱い」とした上で、「産業人クラブの会員企業としっかりと連携していきたい」と強調した。
一方、木村副学長は「静岡大は応用光学の分野では世界水準の研究をしている」とアピールし、「こうした先端研究の成果を応用した大学発ベンチャー企業は現在17社ある。中には農業分野に進出した企業もある」と実績を紹介した。
講演後、相良会長が「14年は設立5年目で、若手経営者が当クラブの中心。若さを前面に押し出して活動を盛り上げたい」と意気込んだ。懇親会では熱心に情報交換をする姿が見られた。


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