全国各クラブの活動報告

群馬・ハイテク部会、先端企業・施設を見学

群馬産業人クラブ・ハイテク部会(えび(魚偏に分)澤恭一部会長=関東精機社長)は3月12、13日の両日、茨城県つくば市で「先端企業技術見学会」(前橋市異業種交流グループ共催)を開催した。初日は産業技術総合研究所(産総研)つくばセンターを訪問し、産総研が取り組んでいる産学官研究の最新動向の説明を受けた後、半導体研究の最新設備施設を見学した。会員ら6人が参加した。
翌日は流体制御システムのフジキン筑波研究工場と高エネルギー加速器研究機構を訪問し半導体用超精密バルブの製造ラインを見学した。同社の流体制御技術により、水槽での完全養殖に成功したチョウザメ事業も見学した。水槽では2メートル近いチョウザメが悠々と泳いでいた。ワンシーズンに約100匹を食品会社やレストランに出荷しており、キャビアなどに加工されている。
高エネルギー加速器研究機構では2008年にノーベル物理学賞を受賞した"小林・益川理論"を実証した施設や研究などの説明を受けた。新たな実験に移るため停止中で、地下にある加速器の心臓部も見学した。巨大な装置を目の前にした参加者からは「実験中は入れない施設を見られた。研究規模のスケールが違う」と、驚きの声が上がった。


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