全国各クラブの活動報告

神奈川産業人クラブは２月１３日、神奈川中小企業センタービル（横浜市中区）で「第４回ミニ勉強会」を開いた。法政大学大学院客員教授で公認会計士の西浦道明アタックス社長が「社員にもお客様にも価値ある会社―利益をずっと生み出す秘訣（けつ）」をテーマに講義し、「倒産する会社は売上高だけを目標とする"昭和経営"のまま。売り上げ至上主義の会社は自社の強みを確信するあまり、同業他社の動きに無関心で顧客の声を聞かない。顧客減や市場縮小に目を向けず、業績不振を営業の努力不足で片付け、根性論で現状を切り抜けようとする」と指摘した。
一方、「成長企業は価格では評価できない『価値の創造』を目標としているため、低価格競争に巻き込まれずに長期的に安定した利益が出せる」とした上で、「自社が得意とする土俵をしっかりと定義し、ニッチ市場であってもトップに立てる経営を目指すべきだ」と実際の成功事例を挙げて解説した。
勉強会にはアシストＶ、向洋技研、太洋、テュフ　ラインランド　ジャパン、日本耐熱線工業、三木プーリ、明光電子の経営者らが参加した。