全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、山本経産局長が講演-「次世代への投資を」

名古屋産業人クラブ・(内藤明人会長=リンナイ会長)は1月30日、名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区)で「2014年新春経済講演会&産官学交流会」を開いた。内藤会長のメッセージを伊藤博之副会長(ダイセキ社長)が代読。内藤会長は「2013年は四つの新規行事に取り組んだ。景気は回復基調にあるが、中小企業はまだ厳しい。こういう時こそ経営者の資質が問われる。目標を定めてしっかりした経営に取り組むことが大事。産業人クラブで一緒に学び、考え、自己研さんを重ねていこう」と呼びかけた。
経済講演会は山本雅史中部経済産業局長を招いて「中部経済の現状と日本再興戦略」をテーマに実施。山本局長は「13年の日本の貿易収支は11兆円の赤字となっているが、名古屋税関管内は7兆円の黒字。この貿易黒字を確保しながら、積極的に次世代への投資を進めてほしい」と強調した。また中部地域の取り組みについて「八ケ岳構造創出戦略に基づき進めていく。自動車以外の産業の育成が急務。幸い、この地域は『モノづくりマザー機能』がしっかりしている。これをさらに強化することで新しい可能性が生まれる」と期待を寄せた。
交流会には会員、キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)中部の受賞学生ら約200人が参加し、活発に情報交換した。


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