全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブ、産学官情報交換会開く

栃木産業人クラブ(高橋和夫会長=大高商事社長)は5日、ホテル東日本宇都宮(宇都宮市)で産学官情報交換会を開いた。冒頭、高橋会長が「日本経済は回復基調にあるが、地方経済、とりわけ中小企業には実感として伝わってこない。こうした状況だからこそ産学官が情報を共有し、前向きに進むことが大切」と強調した。続いて栃木県、県産業技術センター、県産業振興センター、宇都宮大学、帝京大学、足利銀行、栃木銀行、東京中小企業投資育成の出席者が中小企業支援策などを紹介した。情報交換会には約35人が参加した。
小林一巳栃木県産業労働観光部長は「県経済には明るい兆しが見え始めている。本格的な景気回復と中小企業の一層の振興を図るため、県として効果の高い施策を展開したい」と説明。また精密プラスチック成形事業で3Dプリンターの活用にも積極的な那須化成(那須塩原市)の渡邊聡志社長、数値制御(NC)研削による切削工具の再研磨などで実績がある吉成工具研磨(さくら市)の吉成重雄社長が活動状況を報告した。


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